水戸・虎銭 厚肉

水戸・虎銭 厚肉

水戸銭の中で厚肉に分類される手替わりです。

直径:約33.2mm 量目:約10.8g 銅銭 水戸藩は、元治元年(1864)に、水戸細谷銭座の作業開始にあたり、記念の蒔銭(まきせん)として、虎銭(とらせん)約1万枚を鋳造しました。

当初これを銭座内の賃金支払いに100文の切手として使用しましたが、藩内に流通するにいたり、慶応3年(1867)からは、50文通用として広く行き渡ったと言われています。

蒔銭として企画されたことから、表に「虎」、裏に「富国強兵」の文字があるだけで、通貨としての形式とは言いがたいですね。

*切手---金銭を受け取る為の証券の類を言います。



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